前回、新しく設置したガス台に、 今日は、微圧計を取り付けました。 やはり、コンロについているガスコックでは、 調整がむずかしく、 思い通りに火力(=与える熱量)を調整する事ができないので 微圧計が必要と思ったからです。 1. 微圧計を手に入れて、配管すると言う事は、 (モーターやガスボンベを調達したときもそうでしたが) 手に入れる前は、自分にはなじみのない別世界の物で、 いざ買おうと思っても、店探しから何まで皆目見当がつかず、 非常にむずかしくて、いろいろ苦労してしまうのです。 しかし,不思議な物で、一回でもそのハードルを越えてしまえば 二回目は、何の苦もなく、 アーラま〜あ簡単。今まで何を苦労していたんでしょう。と言った具合で、 コンビニで買いものするくらいに、当たり前に すぐに手に入れてしまう事ができるのです。 一回目と二回目のこの落差。ほんとうに不思議な物です。 あんなに、悩んだりしたのが、ウソの様です。 ですから、 もう一度、微圧計を準備して、配管するなんて事は すごく簡単。 あっと言う間に、できちゃいます。 こんな感じです。 微圧計は5kp。外径φ75のものを取り付けました。 試しにガスボンベの元栓を全開にして量って見ると 針は2.6kpaを差しますので 微圧計は5kpaではなくて最大3kpaのものを準備した方が良いと思いました。 2. 早速。コロンビア・エメラルドマウンテンを300g焼いてみる事にします。 今日の進行はこんな具合です。 予熱130℃で投入 94℃から始まり火力は0.6kpa スライド式の排気は0mmで閉めた状態。 5分後137℃で火力を0.7kpaに、排気は0mm. 9分後170℃で火力を0.8kpaに、排気は10mm 10分後180℃で火力を0.9kpaに、排気は10mm 13分後204℃で一ハゼ。火力を0.8kpaに、排気は15mmに 17分後225℃でニハゼ。火力を0.4kpaに、排気は40mm 二ハゼのピークが来る前に終了(18分ちょっと前) 煎り上がりはこんな感じです。 豆をかじって見ますと、 まず香ばしい甘さ,次にかすかな酸味が、 そしてどんどん酸味が強くなり、 後味は甘みが残る感じ。 最近、失敗続きだった「いやな苦み」が消えているので 「もしかして、うまくいったのでは?」と言う期待感があります。 しかし、酸味が強すぎるかも、、、 3〜4日たってから実際にいれてみないと、 何とも言えませんが。 3. さて、「微圧計」ですが、 効果は、なかなかいいです。すごいです。 火力調整が、とても簡単に、しかも正確にできます。 必須アイテムのような気がしました。 どうして今までやらなかったのだろう。 何とつまらない苦労をしていたんだろうと 後悔しました。 今回、付けてみてよかったなー。とつくづく思いました。 今までの火力調整は、炎の高さを見ながら、コックに付けた目印で カンにたよってやっていたんです。 「強め」「中くらい」と言った程度の目安でしか、やっていなかったわけです。 今回微圧計を使ってみて 炎の大きさは、いかに、当てにならないか、 また、判別がむずかしいか、と言うことが、今更ながらよくわかったのです。 試しに、炎の大きさと、ガス圧の関係を撮影してみました。 2.6kpa(最大) 2.0kpa 1.5kpa 1.0kpa 0.8kpa 0.5kpa 0.1kpa ガス圧が小さく変化したくらいでは、 炎の大きさはほとんど変化しません。 (熱量の変化が、炎の変化にはあまり敏感に反映されていないのです。) 今までは、焙煎曲線のイメージを 炎の大きさを目安に作っていた所があって うまくいかなかった事が多かったのだと思いました。 今後は、 炎の大きさではなく、 微圧計の数値で、焙煎曲線をイメージしながら焙煎を行い。 そして、 修正を加えていきたいと思っています。
by tonnkiti2002
| 2006-01-30 00:48
| 焙煎機
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